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海はあちらですか

読んだ本のこと、仕事のこと、ふと思ったことを思うままに書いてみたいと思います。自分の記録と整理のために。

プロフェッショナル仕事の流儀 豆腐職人 山下さん

今回のはすっごく良かったー!

こちら

www.nhk.or.jp

「目の前の仕事に向き合うこと、追及すること」が本当に夢中に、誠実にされていてその熱量に感動してしまった。

 

凝固剤での豆腐作りを行う日々を死んだような心持で働いていた山下さん。にがりで作る豆腐と出会ってガラッと変わる。おいしい、そしてシンプルなのに難しい。それからの日々はにがりで作る豆腐についての研究と試作の日々。今できているものにも満足せず、日本中、いろんな研究所から大豆を取り寄せては自分で栽培し、豆腐を作る。日々の温度や大豆の出来、状態によって豆腐のでき方が全く違う。それを見極め、数秒の作業に全神経を注いでベストな豆腐を目指す。その一瞬の緊張が楽しくてたまらないのだそう。

「まだ先がある」というその気持ちが自分を生き生きさせてくれる

にがりの絹を作ることが自分を救ってくれた

夢中になれるものに夢中で取り組む姿勢は本当にかっこいい。そしてそういう仕事はたまたま与えられたのではなくて、自分で気が付いて、選んで、突き詰めたからこそなんだと思う。誰でも何かに打ち込んでいられる時に満足感・幸福感を感じると思うけど、そんなものにたまたま出会えた人は幸運で、そうでない場合は悩んで探して考えた先にそういうテーマが見つかることがあるんだなぁと思った。

 

ちょうど私も自分のテーマにしたいものを探しているところで日々悩むけど、もっと悩める、もっと考えられるって思わせられた。

 

あと、こないだ後輩に、一つのことを繰り返す仕事をやれる人はすごいですよね、なんで飽きないんだろう。って言われた。本当にそう思う。質を高めることに集中できる人はすごいと思う。でも今回この山下さんの話を見て改めて気づいたことは、質を高める努力ができることの前提として「質の違いがわかること」っていうのがすごく重要だということ。その繊細な質の違いが分かるくらいに集中して、深く仕事のことを知っていかないと、質の差が感じられないと、極めようがない。そう思うと、やっぱり今、日々やっている仕事の中で質をちゃんと意識することって大切だと思う。

 

営業の仕事でも、売るべきものの中身、資料の内容、交渉の仕方、本来どうあるべきで、今回どうだったのか、理想的な対応はなんだったんだろうとか。とりあえず乗り切れたからいいや、ではなくてベストは何だったのか、を毎回考えること。これはこれまで以上に意識したい。

 

そういうベストを尽くすことを日々続けるからこそ、本気になるし、緊張するし、悔しかったり楽しかったりするんだと思う。最近は一通りの仕事はできるようになったから、ボーっとすると特に新しい挑戦をせずに過ごしてしまっている。でも山下さんみたいにいくつになっても、挑戦して、緊張して、楽しんでいられるのがステキだよな。

 

その年に収穫した豆で豆腐を作る瞬間のこと。

楽しみで緊張する瞬間だね

それは「襟を正さなければならない」っていうか 緊張するよね

もっともっとこういう感覚をもって働いていたいなぁ。

 老境になっても好奇心を持ち続けられること、自分の頭で考えてみるだとか、知らないことに興味を示せること、それを持ち続けられることが「生きている人生」なんだな

こうなれるように、アンテナと目を今から鍛えて、磨いておかないと。

天狗になるような環境は無い方がいい。最低限大豆を仕入れるだけの収入は必要だけど。

彼は稼ぎを増やしたいから熱心なわけではない。でもこれって逆に見れば生活をどんどん豪勢にしたいと思えば、売る量を増やさなきゃいけないし、研究に没頭する時間を作ることもできないかもしれない。仕事の理想って人それぞれだけど、生活の規模を大きくしすぎないで、稼ぎを増やすことを最優先にしないことで、選択できる仕事ってあるんだと思う。これも最近共感しているダウンシフトにつながる気がする。

 

山下さんにとってプロフェッショナルとは?

目標達して次の目標を持てる人

これはシンプル。そして今の私にもできる。そしてそうすることの延長に何かその人だけに特別な視点が人それぞれあるのでしょう。ごりごり人より上を目指さなくてもいいけど、自分なりには小さな挑戦を重ねて、自分なりの進み方をしていきたいなぁ。

 

以上。

そして是非、山下さんの豆腐を食べてみたいと思ったのでした。