海はあちらですか

読んだ本のこと、仕事のこと、ふと思ったことを思うままに書いてみたいと思います。自分の記録と整理のために。

人のブログを読むようになって感じたこと。自分の考えを発信出来るだけですごい。

最近ブログを始めたこともあってたまに人のブログをちらほら見るようになった。これまではあまり見ることは無かった。

見るようになって、書くようになって、気づいたこと。ブログでも何でも、自分の考えたことを文章化して発信するだけですごい。ということ。

自分の感情でも、考えでも、情報でも、体験記でも、何でもいいけど、アウトプット出来るのは能力だと思う。あたしなんて毎日生きてるはずなのに、いざ書こうとすると何を書いたらいいか思いつかない。何なら今日1日何を見て何を感じたか、記憶にも残ってなければ自覚も出来ていない。

ということで日記というか備忘録をつけることにした。形式は次の通り。

  • 1頁だけの短いものとする
  • 二部構成にする
  • 一つ目は見て気になったサービスやアイデアを2つ備忘録として書き留める
  • 二つ目は一つ目と関連してもしてなくても良いから感じたことを書き留める
ルールはそれだけ。続けられるように最低限の内容にした。起きた事実の記録とならないように、感じたことだけを書くように気をつけている。しばらく前も日記を書いていたけど、つい記録になってしまいあんまり活用出来なかったから。

やり始めたばかりだけど、あたしにはなんか合ってる気がする。自分自身が見聞きしたことから何を感じて何を考えたのか、普段は流してしまって残っていないものを意識するようになる。ぼーっとしてしまっている人にはよいかもしれない。

ちなみに最近たまに見るサイト
世界中の色んなアイデアを紹介してくれる。紹介してくれる内容がそもそも面白いのだけど、オマケで毎回記事の最後に今日の運動状況やひとことが、本当にひとことだけ書いてある。こんな雰囲気で、世の中の色んなアイデアに意識を向けつつ、自分の考えをひとこと書き続けたいと思う。

まずは自分の感情、考えを自覚すること。しばらくは自己流の訓練を続けてみようと思う。

愚痴や弱音を吐いてみる

仕事も停滞で力不足を痛感。
課題は痛いほどわかるけど、動き出せない自分に苛立ちを感じるし自信喪失。与えられた仕事はやるけれど、自分の頭で考え、作り出すことってこんなに難しいんだっけ。アウトプットのコツ?能力?とにかく身につけて体当たりでトライアンドエラー繰り返すこと、理想像はあっても頭と体が動かない…。なんでこんなにできないんだ~。

プライベートもうまくいかない。好きになったら片思い。周りがだんだん安定していくのを見ながら時折すごいおいてけぼり感にさいなまれ不安になる。みんなからは、焦らず、仕事とやりたいことを精いっぱいやってる時にふと良い出会いがあるよ!とか言われるけど、頭では分かっていても不安が出てきちゃって目の前のことに集中できない。子供のことさえ望まなければ何も焦ることないけど、心のどっかで諦めつかないし。けどもちろん相手に焦りを押し付けたくもないし、こんなもやもやに乗っ取られてる自分がすごくやだ。こんなんだからうまくいかないのだろうけど悪循環。堂々巡り。どうしたらいいんだ~。

もちろんいつも不安定なわけではないし基本は安定してると思ってます。けどたまに不安になる。

こんな愚痴、まさか自分が書くと思ってなかった笑。けど今日はちょっとしんどいや。あとで消します。

限界費用ゼロ社会 読了

この本、すっごく面白かった!!!

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭


なんかぼんやりとイメージされていたものがもう強制的にクリアに整理されて。こういうのを目から鱗というのか?ちがうか?

テーマはこれからの世の中はどう変わるかということ。結論としては、インターネットの急速な発達により、極度の生産性向上が起きる結果、企業の収益性の極端な減少が起き、つまり資本主義的一極化のもってる矛盾が表に現れて、資本主義経済は世の中で縮小していく。変わりに力を持つのがインターネットでつながれて、限界費用ゼロの恩恵(ネット上のコミュニケーション、小規模自然エネルギー、あらゆる物のシェア、3Dプリンターでの小規模生産など)をフル活用する市民、コミュニティーの存在だ、という話。

筆者はインフラを、「コミュニケーション、エネルギー、物流」と定義しており、この三つががらりと姿を変えるタイミングで世の中の大きな変化が起きてきたということを歴史から説明し、その上でインターネット、IOTによるこの三つの根本変化が世の中を当然変えていくということをひたすら説明していく。

この作業の中での歴史解釈や事例紹介がすごく説得力あって面白く、ひさびさに、本を読む作業と、描かれる未来にわくわくした笑。

まぁ本旨はそんな感じで、あとは個人的にすごい!と、思った指摘や事実。

  1. 封建的社会はイギリスでは700年以上続いた。
  2. 太陽エネルギーの一万分の一で世界の全てのエネルギーを賄える。また今後20年程度で再生可能エネルギーが全体の8割になりうる。
  3. デジタル情報はDNAコードとして保存可能。DNAなら世界中全てのディスクドライブ上の情報を手のひらサイズに収められる。
  4. ガンジーはやっぱりすごかった「自立は底辺から始まる。どの村も、全世界から自らを守れるほど自給自足、自らを処理できるようになる~この構造は個人を中心にする太洋のような輪だ」
  5. 協同組合が担い手のひとつになる?
  6. オランダでは非営利部門の雇用が労働人口の15.9%。
  7. 気温が一度上がると大気の容水量は7%増える。
  8. アメリカのトウモロコシ、大豆の生産は2050年までに?二酸化炭素排出が多いと63~82%減るかもしれない。
  9. フランスでは淡水の年間消費の43%が原発冷却用。熱波だと水不足で原発停止している。
あとは歴史解釈がすごく面白かった。今みんなが唯一無二の社会システムだと思ってる(新自由主義的)資本主義が歴史の一時期に現れたひとつの仕組みに過ぎず、この仕組みに「これがさも自然原理かのような裏付け」を与える過程にどんな議論があったかが整理されている。

こういう経済学や自然科学の思想のキーマンの果たしてきた役割って、教科書で習うイメージ以上に大きくて、自分自身もこの社会で生きる過程ですごい影響をうけているんだなぁと実感。

なんか他にも色々あったけど、今日はここまで。次回はとりとめなく感想を書いてみよう。

現場の人の仕事の仕方から学ぶこと

今日は仕事でちょっと大きめの機械の納品立ち会いだった。あたしは商社の営業だけど現場は好きだ。今日も現場の人を見ててすごいなぁと思ったことの感想を。

今回は小さい産廃屋さんだったんだけど、そこのお兄さんを見ていてすごいなぁと思った。どうやら、現場でとても大切なのは段取り力と先読み力と注意力のように見える。お兄さんは荷受け側だからまぁ納品立ち会いの立場なんだけど、作業を黙って見ながら、作業しやすいように場所を整えたり、次に必要になりそうな道具を用意したり、もくもくと意味のあることを考えてやり続けていた。

一つ一つは些細な作業だけど、その注意力と先回り力は本当にすごい。段取りを知ってるからできることでもある。あたしなんてただ見てるだけで、お兄さんが動き始めてやっと、たしかに!とか、なるほど!ってなるだけ。

もう一つ思ったのは現場の分業について。まずは物流の人が荷卸しから据え付けまでやってくれて、そのあと電気工事の人がつなぎ混み。そしてメーカーの人が動作確認。

それぞれの仕事にはっきりした責任分担がある。馴染みの業者さんだったり、冗談言いながらの現場だけど、それぞれがやるべきことを確実に仕上げていって、その内容に他の人は関わらない。この任せて任せられる明確な責任分担がすごくかっこいいし、いいなぁと思う。

これは明らかな専門性があるから。自分の担当範囲について、道具の知識、段取りの知識、リスクの知識があるから。そしてその範囲に責任を持ってるから。お互いそのことを知ってるから関与しないではっきり任せる。

そして手に職ってこういうことだなぁと思う。こういう事を見ると、つくづく、サラリーマン?特に営業かな?の職能ってなんだろうと思う。もちろん色々あると思うけど、交渉とか調整とか判断とか、なんかその範囲を明確に意識しづらいものが多い。

だから職人さんじゃない勤め人は自分が何者か分からなくなりやすいじゃないかしら。自分の専門性も力の程度もなんか分かりにくいし。いや、ちょっと話がそれたか。

そして、だから職人さんじゃない人たちの仕事は責任分担が曖昧になりやすいような気がする。専門性よりも総合力、お互いがそうだから話次第で役割の線引きがすぐに変わる。まぁそれが悪いと思ってる訳じゃないけどね。けど、役割分担と責任分担はどんな仕事でも常にお互いに明確にしてやるべきだよなぁ。

はい。まぁそんなようなことを現場で思った一日でした。


写真は全然関係ない工事現場。
全然いい写真じゃないけど笑。
工事現場は見るのもすき。かっこいいから。
特に夜は照明の感じも良いと思う。

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人に伝えること

ひとりごと。
今日会社で今考えてる今後の体制について後輩に話した。しみじみひとに伝えるって難しいなぁ。あたしはより良くしたくて考えてるつもりだけど、見方によってはすごくネガティブに捉えられる。
あたしなりに本当に思うことを話してるつもりでも、言い訳みたいに見えてるのかもしれないなぁ。
同じ事実を見ても、よく見えたり悪く見えたり人の見方次第。あたしのもってる良くなるイメージをもってもらうことはできるかな。もちろん、あたしが間違ってるのかもしれないし、やってみないとわからないけど。
言葉じゃ伝わらないかもな。やってみて結果を出さないとだめなのかもな。とてもよい後輩で仲もいいと思ってるけど、ものの見方のギャップをもうずっと埋められていない。
難しい。もっと優秀な上司ならどう伝えるんだろう。悩ましいなぁ。

新規事業と人の削減について小さく宣言してみよう

会社で2拠点に分けてやっている仕事を統合する話をしている。あたしが自分で現状業務の整理をして統合のメリットを確認する作業をやった。

明らかにメリットが出る。
リスクも下がるし、長期的にはコストもかなり改善しそう。

けど、今やると人が不要になってしまう。悩んで、頼りにしてる元上司に帰りがけの立ち話で意見を聞いてみた。その中で今日決心したこと。

今うちの会社にとって課題となってる新規事業開発。言葉は大げさだけど、まぁまずは小さくても良いから新しいことをなんかしら始めようということ。

ちなみにうちはそんな大きい会社でもないので、フットワークの軽さは良いところ。とはいえ、そんな簡単に仕事が生まれてくるわけでもなく、なんか時間かけて進めるものと、自分を甘やかしていたところ。

でも今日の話をうけて決めた。10月までの3ヶ月、出来ることを考えて全部やって、何かしら動き出せるようにしよう。そこで手が必要となれば人を減らさずに維持、しかも拡大のための維持をできるのだから。

そのトライアルの時間をもらおう。その後でいつ統合するか決めよう。何よりそうすることは自分のためになる気がする。エゴだけど罪悪感を減らすだろうし、仕事の経験にもなるだろうし。

よし、後悔しないようにしよう。
うまく行くかは分からないけどね。

本当はもっと力のある会社にして、もっと多くの人を雇えるようになったらいいと思ってる。意味のある仕事をして、適正な対価をもらって、適切に社員に分配する。そんな会社の基本的な機能を健全に維持していけたらいいなぁ。


関係ないけど、こないだ駅で見た七夕の飾り。
良い願いだよね。なんならあたしも魔法使いになりたいぜ。ちなみにあたしも短冊に書きたいことあったけど書く機会がなかったわ。

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政治について、生活について思うこと

雑記。今思うことを。

政治イベントが続く中、なるべく関わるべきだと思ってるし、発信するべきだと思ってるから、なるべくそうするようにしている。

けど、最近本当に思うのは、政治はもっと時が満ちるまで流れが変わることは無いのではないかということ。そして、より重要なのは一人一人の市民がどんな世の中になっても生きられる生活を自分たちで作ることかも、と思い始めた。

唐突だけど、だからあたしは小さくお米を作り続けようと思う。まぁ、異常気象もあるし万全では無くても現金に頼らず生きていける。そうしながら、未来の世の中でも意味を持つ仕事を探して、実行する力をつけて行きたい。

そうした自活する人々が全国に散らばっていて、まぁ税金とか為替とか世の中の影響は確実に受けるけど、資本の流れからも国の構造からも受ける影響を最小限にして自立して、ネットワークを作って広がっていくようなイメージ。そのような人の一人になりたい。

右とか左とかで整理できる時代ではないもんね。大資本とか国家よりも柔軟に、生きたいように生きることを目指せばそれがひとつの勢力になり、世の中を動かす存在になる気がする。急がば回れなのかな?自分の規模でできることから。

今読んでる本にもすごい影響をうけてる。本の中身はまたまとめよう。


今回の選挙ポスター。
しかしみんな驚くほど色んな主張に熱意をこめて参加してるよね。政見放送もすごい混沌としてて呆気にとられた。
まぁ等しく被選挙権があるのは良いこと。
てか、世の中みんながそれぞれ、もっと思い思いの理想を持っていても良いよね。

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