近所の本屋
近所の本屋で本を買った。
その隣にあった喫茶店がこの間閉店した。
昭和な雰囲気の喫茶店で一度行きたいと思いながら二年。行かないまま閉店してしまった。後悔。
そうなっては困ると本屋に入ってみた。
元々あたしは、世の中に大型店、チェーン店、Amazonだけになってしまうのは寂しい!と思って、なるべく地元のお店で買うようにしているけれど、しかし今日はあらためて、難しいなぁ!と再確認してしまった。
まず、品揃え。本って野菜や布団や文房具よりも、本当にピンポイントで必要なものじゃないとなかなか意味がない。もちろん、ふとした出会いで思ってもなかった文章を読むってこともあるでしょう。しかしやはり実用書はニーズとマッチしてる必要があるし、小説も好みがあるし、何でもよいとはならない。ラインナップが少ないとどうしても欲しい本がある可能性は低いよなぁ。
あとは鮮度。内容的にもそうだし、どうしても物は長く置いとくと少し変色したり、すこしホコリがついたりする。間口を広げて明るい店内にしたらなおさら。新品のお買い物をするときに、まぁ読めればいいんだけど、現代人的には気になってしまう。まぁここは店長の頑張る余地はまだあるな。
あとこれは完璧に余計なお世話だけど、店主のモチベーション。お店入っても、どうせ買わないよね的な空気。もちろんゴリゴリ来てほしいわけじゃないし静かに選びたいけど、なんとなく店内の雰囲気が諦めムード。何かこだわりがあるわけでもなく。まぁ毎日何人お客さんあるのか分からないけど、あの静かな店内で売ろうと努力する気持ちを維持するのは容易じゃないよなぁ。もしくは地主かなんかで売らなくてもいいのかなぁ。まぁこれは、ほっとけって話だけど。
ちなみに、結局は欲しかった内容の本は無くて、なんとなくプランター菜園の本を買った笑。無駄にするわけにいかないからプランター菜園やってみるか。
あと思ったのは欲しい本の取り寄せの窓口にしたら良いな、ってことと、報われるか分からないから無責任な提案だけど店長の好み全開のマニアックなセレクトにするとか、そのくらい攻めた方が差別化出来て楽しいよなぁと思った。
時代の流れは止まらないけど、全国どこの町も似たような風景になっていくことが個人的に寂しいと思っちゃう。自営業がアツい世の中ってもっと楽しい気がするなぁ。まぁあたしは金持ちじゃないけど、もっと街を散策して必要な小さな買い物をちゃんとしていこうと思った次第。
明日は駅向こうの肉屋まで足を運んで、なんかちゃんと料理しよっと。