よく使う機能
最近田んぼにいって思うことの二つ目は、都会でずっと生活するのはつらい!ということ。
あたしは自覚的に都会生活の禁断症状があって、本当にたまにだけど、ちょっと冴えない日などに、普段使っていない五感と感情を使いたい衝動に襲われて自分でも驚くことがある。またふと、居場所のなさや、自分自身の実態の希薄さに不安になったり、心が感じづらくなってすべてがどうでもいい気分になったりする。
思うのは、都会で仕事をする生活においては人間の色々な機能のうち使われる機能に極端な偏りがあるということ。論理思考と対人調整、時間と感情の管理が最優先。
逆にそれ以外の、身体感覚や自分らしい感情の起伏、自分だけの自由な時間や空間がすごく足りていない。
これまで山や川に行くたびに、生き返るような自由な感覚に毎回驚いてきたけれど、田んぼに定期的に通うようになって小出しに色んな機能が使われて感情が解放されるせいか、都会に居るときも少し力が抜けたというか、なんか安心感を持って居やすいようになった。
やはり人間という動物の本来の生息地は都会ではなくて野山なのだと思う。
あと、うまく言えないけど時間感覚も関係していると思う。田んぼで作業中に時間気にしないのもまぁそうなんだけど、何回か通う中で、稲の成長や季節の移り変わりに合わせて自分の時間感覚を定期的に調整できていて、その事が安定感につながっているように感じる。
ちなみにここらへんのことは、身体がないがしろにされている、という話の流れでも一度考えてみたいテーマ。
以上、田んぼの感想第2回は都会は人間にあってないよ、ということ。
第3回はワークライフバランスについて思ったことを書いてみよう。
写真は最近よく行く田んぼの風景。
木陰は風が抜けると涼しい。