電車のお兄さん
たった今、山手線で。
言いたいので書いてしまおう。
白杖のひとと、その仲間と、二人が乗ってきたときに、あるお兄さんが少し遠くの席を自分のカバンで押さえて、わざわざやってきて二人に座りますか?と聞いた。
結局、ふたりは、大丈夫です、と断ったのだけど、お兄さんに、イケてたぜ!って伝えたかった。結局あたしがおりる駅ではそのお兄さんは携帯見てて、わざわざ声かけるのも恥じらってそのまま降りちゃったけど、お兄さん、グッジョブ!すごくかっこよかったよ!
ああ、伝えればよかった!
眉間にシワ寄せて、気まずそうに携帯を見ていた知らないお兄さん、絶対この記事見ないと思いますけど、あたしはとても偉いと思いました。あたしもこれからもっと心がけるので、これからもそうあってください。
なんか嬉しく、もどかしい帰り道でした。
失われていく、我々の内なる細菌
だいぶ以前に読んだけど、読みながらメモとってたデータが消えて、萎えてほったらかしてた本。すごいおもしろかったので簡単に紹介。
「失われていく、我々の内なる細菌」
驚いたこと。
私たちの体には、自分自身の細胞数の3倍以上、重量にして1.4kgの細菌がすんでいる。
太古の昔から共進化を続け完全に相互依存的な関係になっている。(生命維持の必須機能も細菌任せにしているものがある
地球上の生命のほとんどは細菌(種数も質量も)
日本人の背が伸びてるのも細菌と関係あるかも?
などなど、まじか。
次々びっくり!
手にはたくさんの細菌が住んでるよー、とかよく言うけどそんなレベルじゃないよ!一方的に住まわせてるのではなくて、読むと、自分個人だと思っていたものが実は集合体だったんだと思えてくる笑。
著者はピロリ菌の研究者だけど、ピロリ菌は胃ガンの原因と言われるけど、食道ガンや喘息、アレルギーには抑制的に働くなど、ようやく研究が始まったところ。安直な除去は少し見送った方がいいかも?なんせ、複雑すぎる共生関係はほとんど未解明。
そんな中、抗生物質の安易な使用が細菌生態系に大きな影響を与えているらしい。しかし存在を知らないものが絶滅しても誰も気づかないよね。結果は、いざなってみないと分からない。
とにかく、人間がいかに知らないことが多いかを再確認。この密度の濃い複雑な共存と進化!神様すごすぎるわ。
まぁちょっとまだるっこしい文章だけど、内容はオススメです。
洗濯機の回転軸と日常の風景
仕事がとれなかった。悔しい。
もう洗濯機と冷蔵庫が壊れてしまいそうだ
どうでもいい話。
最近、洗濯機と冷蔵庫がどっちも壊れそうだ。
洗濯機は、本来ならば37分で終わるはずのコースなのに、なぜかランダムに1時間半から2時間程度かかる。いったいその間、何をしているのか。
なおかつ脱水にあたってのアクションが激しく、音も常軌を逸している。決して夜には回せない。先日はものすごい音で動いていたのが、ことさら激しいガコンという音の直後に急に静かになったと思ったら、コンセントが抜けていた。15センチも移動して。どの部分がこわれたらこんなに激しくなるのだろうか。洗濯機の機構がわからない。
やはり屋外に置いているのが悪いのだろう。ボタン周辺のラベルなども浮いてきてはがれており、いかにもダメそうな雰囲気だ。しかし、洗濯機置場がベランダの家もまだまだ多いこのご時世、たった二年半でだめになるというのはどうしたことか。安アパートで室外洗濯機置場で安い洗濯機買ってすぐに壊れたのでは、いかにも安物買いの銭失いのようで嫌だと思う。
とはいえ、二時間くらいかければ洗濯はしてくれる。なおかつなぜか我が家は水道メーターが全戸共同でひとり暮らしの私は人の分まで払っているような状況では、特に買い替えを急ぐこともなかったが、しかしいよいよかな。週末は洗濯機とカバーを探してみよう。
そのうえで、ここにきて冷蔵庫までやばくなってきた。昨日はキャベツとお揚げが激しく凍っていた。まんべんなくではなく、端から凍っている。下なのか上なのか、奥なのか、どの辺が一番悪いのか、毎回凍り方が違うような気がして、どのような配慮が適切か、いまだ見極められない。野菜は凍るとダメになる。これは早急に解決したいことだ。こちらはリサイクルショップで購入して10年働いたから、よく頑張った方だ。やはり家の中で使うに限る。
このように、生活に基本的なインフラにガタがくるとその出費はなぜか悔しい。なんなら、こんなしょっぱいくだらない記事書いてないで、さっさと誰かと結婚したいくらいなのに、このタイミングで立派なものに買い替えるのも気が乗らない。
あぁ、あほらしくなってきた。
ボーナス出たらiphone買おう、奮発して7かな?遠慮してSEですましちゃうかな?炊飯器もおいしく炊けるやつにしなきゃ!あわよくば夏用のスーツも買い替えたい。なんて思っていたけど、違うわな。まずは洗濯機と冷蔵庫だったわ。そうだったわー。
とりあえず、寝よっと。
あすぺる樹 長野県 中野松川駅
出張でごはんを食べた。おいしかったので書く。
あれ、なんかリンクタイトルが変になっちゃうけど。
あすぺる樹。なんて読むかよくわかんないけど良いお店でした。当日は車で徘徊しながら食べ物やを探す。行こうとした蕎麦屋は休みで、ちゃんとしたごはん食べたいと思って調べたらここが出てきたので。
メニューはこんな感じ。
まぁ安くはない。
一番上に書かれてる角煮を選択。
立派な定食が出てきた。
メインの角煮。
すっごく柔らかいし、脂も落ちていてぺろりと食べた。なんだろうなんかわかんないけどさっぱり系の味のお酒で煮られているんだか、おいしかった。
そして全体的に料理の仕上がりがきれい。
味は変なもの使わなきゃまぁまずくはならないけど、こうやって歯ごたえをちょうどよく仕上げる、とか見た目をキレイに仕上げるとか、料理がうまいってこういうことだよね!という丁寧でちゃんとしたお料理でした。
こういう普通のメニューをきれいにおいしく仕上げるような料理上手になりたい。訓練しなきゃ。
まぁ、しいて言えばあたしには全体的にちょっと味が濃い目。ご飯をおかわりしていただきました。
近く寄った方はぜひ行ってみて~
役所の庁舎が好きだ。ただ思うことを好き勝手書く。
仕事で役所まわりの営業をしている。
そういえばあたしは役所の庁舎が好きだ。
特に好みは古い庁舎。これまで写真とかちゃんと残してなかったんだけど、古い庁舎はその時の技術とデザインをこらして、威厳と文化の気配ただよう建物が多い。そして材質としてタイルを活用している建物が多く、おそらく特注タイルも多いのではないか。これがなかなか味わい深い。
格安スマホにしてからあまりに写真がキレイじゃないからとってなかったけど、今回はいくつかとってみた。てか携帯かえようかな。
これは佐久市の階段室。床のタイルがかわいい。1階の文字はシルバーで年季が入ってまろい光沢が良い味を出していた。ちょっとデザインしてあるのが手すりのところに縦に装飾されているステンレス?の棒。これは上層階までつづいていてわりとシンプルな階段室のアクセントになっている。まぁ好みかってとそうでもないけど、もうひとつなんかしよう、っていう感じは嫌いじゃない。
ちなみに佐久市はエレベーター前の階数表示がわりとパンチあって好きだった。
これです。
役所ですよ。どうなんだろうか、以前役所を建てるときには「文化的施設」という自己認識だったんだろうか。わりと美術品があったりデザインに個性が強い建物が多い。まぁこれは中でも攻め気味だと思うけど。
けど、ここまでビビットじゃなくてもロビーに大きなレリーフがある役所はすごく多い。佐久市も例にもれずレリーフが。
なにかこういう美術品とか文化的な要素というのをガツンと配置した役所がすごく多い。なんか役所っぽすぎてみんなスルーしてるけど、このサイズのレリーフあらためて見るとなかなかインパクトあるよ。そしてデザインの統一感がないことも役所建築の魅力。さっきのエレベーターホールと共通のコンセプトがあるとはとても思えない。混沌として盛り込みすぎでノスタルジック。そしてスルーされている。すてき。
ちなみに役所デザインの中でも一番好きなのは階段室。
これは中野市の階段室。手すりは木で良い感じに年季が入っている。壁は大理石?とタイルで手の込んだつくり。天井が曲線になっているのも個性。
これは上田市の階段室。
青い床がきれい。手すりは写真に写っているのは紺に黄色のライン。なぜか1階から2階の間の手すりはラインなしの黄緑一色。そういう、何でそうなった的要素も含めかわいく感じてしまう。
上田市は外観もなかなかイカツくて悪くない。無骨はコンクリ打ちっぱなしの格子と事務的デザインのタイルの組み合わせ。威厳があってなかなかいい感じ。できた当初は打ちっ放しのコンクリの大きな格子はなかなかイケてたのではないか。
ちなみに今回古めの庁舎をピックアップしたけど、今どんどんと古い庁舎は取り壊され新しくなっていっている。耐震のこともあるんだと思うけどさみしいもんだ。
新しい庁舎もまぁおもしろいんだけど、過去のものと比べてコンセプトの変化が大きくて、マジでびっくりする。総じて新しい庁舎は美術品系の装飾は徹底的に抑え気味で、広い空間、白い壁、ってのがルール。たぶん、主役は住民です、建物は人が行き来しコミュニケーションをとる場、器にすぎないんです、みたいなプレゼンがされたのだろうと思われる空間。
ちなみにデザインの方向性は大きく分けると二種類あって、クールな無機質系か、あたたかみのある木質系。ひろい空間と白い壁にどっちかの要素で他の機能が加えられている感じ。有名な建築家がやったものも大くくりにはこのどちらかの感じがする。
そして残念なのはサインシステムが、だいたい同じようなデザインになっていて、ユニバーサルデザインとかの観点では良いのかもしれないけど、とにかく面白くない。どこのメーカーなんだろう。
しかし、ここまで書いてみて、役所庁舎のデザインということだけど、背景にある役所の自己認識・役所に求められる態度というのが世の中的に変わったのだろうな。あとは世の中全体の価値観も。
まぁそんな考察は無視して、今後は役所の写真を撮りためるつもりです。なんなら完全主観の自治体役所庁舎データベース的なことになっていったらおもしろいな。
とりあえず、携帯iphoneにしようかな。
以上。