海はあちらですか

読んだ本のこと、仕事のこと、ふと思ったことを思うままに書いてみたいと思います。自分の記録と整理のために。

■映画感想■湯を沸かすほどの熱い愛~荒ぶる母性に喰われそうになった~

映画を見た。

 

 

湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [DVD]

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結論、とてもよかった。

しかし、みんながどんな感想を持つのかは知らないが、個人的にとにかく強く感じたのは「こんなふうに愛情を注ぎたい!!」という衝動。もう自分でもびっくりするくらい、注ぐアテもないのに、知りもしないのに、共感するわするわ。

 

彼氏でも子どもでも、即刻、愛情を注ぐ対象がほしくてしょうがなくなった笑。思うに、30頃になると女には育児欲が発動するように本能に仕込まれているのではないか。とにかく、愛情を持て余してしょうがない。別に過保護に溺愛したいということではなくて、何かを応援したり、支えたり、見守ったり、守ったり、何かのためになることをしたいという欲求

 

おそらく母性の一端なんだろうけど、母性という言葉に違和感を感じるほど、おっとりしてない激しい感情。荒ぶる母性です。そして愛情の出口が無さすぎて、内側から苦しくなっていく感じ。まさに邪王炎殺黒龍波のように喰うか喰われるか、このまま独りだったら、自分の中の愛情に内側から食い殺されておかしくなっちゃうんじゃないかって心配になった笑。

 

種の保存のためとはいえ、その時点で居もしない他人を守りたいってのは、いったいどういうことか。不思議でしょうがないけど、なんだか見た後はに辛くなった後で、結果的にちょっとウケたのでした。気持ちはちょっと落ち着いたけど、養子もらう条件とか、産み育てる手段をまともに調べてみようと思っている。

 

やれやれだぜ!

 

 

 

まず不倫という呼び名がよくないのではないか

心底どうでもいいけど、世の中は不倫の話題でいつだってもちきりである。

 

そもそも思うに、不倫とは恋愛結婚時代の申し子なのであって、恋愛の結果としての結婚を素晴らしいとする世の中では、恋愛は当然、心変わりを伴うもので、その結果、結婚の関係が揺らぐことは裏表で起き得ることなのではないか。

 

その点、世論の変化は片手落ちであり、恋愛結婚は素晴らしいけど、不倫は倫理にもとるという、いいとこ取りの潔癖を無自覚に信じ込んでいる。

 

最近気づいたけれど、不倫という呼び名がまずよくないのではないか。あまりに感傷的で野次馬心を刺激する呼び名だ。もっと事務的な名前をつけた方がいい。

 

だってそもそも、不倫はなぜいけないのだろう。もちろんあたしは別に不倫を推奨したいわけではいけど、不倫については中傷する側の人がとくに目的をもたなくても堂々としていられることに違和感を感じる。

 

いけないとされる理由としてあたしが思いつくのは大きく三点。

1 パートナーがかわいそうだから

2 契約違反だから

3 子どもが(いる場合)かわいそうだから

 

1については、当然気持ちとしては分かる。かわいそうすぎる。自分なら嫌すぎる。ゆるせん。悲しい。しかし、大の大人がやることに対し、こんな理由で第三者が責め立てるのは違和感がある。完全に二人(ともう一人?)の問題であり、事情も知らない赤の他人がどうこう言うことではない。(まぁたいていのゴシップはそういう質のものだが)

 

2については、間違いなく悪いことだ。だって不倫しません、ということで結婚したんだから。しかし、ここがポイントならもっと事務的に対処すべきであると思う。言ってしまえば法廷に任せる話であって、便乗して他人がダメ出しすることにあまり意味はない。

例外は議員など仕事上の主張と矛盾する振る舞いがある場合。この時はそれが不倫だろうとなんだろうと責任や見解を問われるのは当然だ。

 

3については、一番重要な点だと思う。最も直接的な影響をうけるのは子どもだ。けど、ここを問題にするのであれば、もはや半分は社会の問題だと言えないか。恋愛結婚社会は、シングルでの子育て、子連れでの再婚が当たり前にできる社会であるべきなのではないか。実情はよく知らないけど、江戸時代のような?キューバのような?

 

つまり、別れることが不幸や、不幸的イメージにつながらない社会ならば、そもそも問題が生まれないのではないか。もちろんそのためには 、社会保障も世論も色々変わる必要があるし、簡単ではないと思うけど。

 

まぁ、いずれにしても、個人の倫理観をたたくだけのことに公共の電波や人々の思考が浪費されるのがもったいない。何が問題なのかに合わせて、もっと建設的な話ができればいいと思う。 

 

そのためにはまず「不倫」という、個人的で、しっとりした影のある呼び名をあらためて、批判する人が感情的にならずに話せるような事務的な呼び名にするのが良いのではないか。よい呼び名はないものか。どうだろうか。

 

 

『読了』昆虫はすごい 攻めすぎてる生存戦略に驚愕

本当にすごかった。
けっこう話題になった本なのかな。出張ついでに一気読み。

 

昆虫はすごい (光文社新書)

昆虫はすごい (光文社新書)

 

 

昆虫たちのその信じられない進化と、関係の複雑さと多様さ!片っ端から既成概念こわされまくりでしびれます。
 
とくにびっくりした話はキンウワバトビコバチ。発生がとんでもない。
 
生き物はたいてい、卵のときに卵割して、多細胞の1個体になるところ、こいつは卵割を通して2000ものクローンが作られる。昆虫ほどの複雑な生き物がこんな大量のクローンに分化することにまず驚き。
 
なおかつ、クローン個体の何割かは、幼虫段階での敵の排除に特化していて、仲間を守って成虫にならずに死んでいくそうな。
 
あたしは生き物の子どもはすべて、大人になる途中のものと思っていた。成長しない前提でつくられている存在に驚愕。そんなん生命としてアリなのか。あまりにドライすぎる…!
 
つくづく、人間の常識、さらには倫理なんていうものも、絶対的なんてことは全くなくて、自然界はおどろくほど大胆に、なんでもアリな生存戦略をみんなが競い合っているものだなぁ。
 
そして奇跡的なバランスで拮抗しあっていて、今見えているのは、その瞬間の断面にすぎないこと。あらゆる生き物がそれぞれの時間軸で、多層的に、すごい密度で、タテヨコナナメに複雑に影響を及ぼしあっている。人間もその一部に過ぎず、自覚しているよりももっと密に、周りの生命からの干渉をうけていること。ここ半年で急にそういう風に感じるようになってきたわ。
 
ちなみに、この本はもっと単純に、100度のおならをする虫とか(日本にいるらしい)おもしろい事例も盛りだくさんです。変な昆虫、または生命の不思議にご興味ある方ぜひ。
 

人間の人格の理想を追求すると犬になるのではないか

どうでもいいけど過去から常々思っていることをひとつ。

 

あたしの実家では、あたしが子供のころから犬を飼ってきた。現在4頭め。子どものころから犬と暮らしてきた私にとって、尊敬できる者としてかなり上位に犬がランクインしている。今回はその素晴らしい人格について書いてみよう。犬の特性を列記するので、人間をイメージして重ねてみるといかに理想的かがわかると思う。

 

・基本的に機嫌がいい

・心の底から信じてくれる

・大好きだということを素直に表現してくれる

・悲しんでいると静かに寄り添ってくれる

・楽しんでいると一緒に楽しんでくれる

・家族(仲間)を守ろうとしてくれる

・子どもにはやさしく接する

・幸せそうに食べる

・相手を見た目で判断しない

・置かれた状況を受け入れる

老いたり、病んだり体調がすぐれなくても人や環境を憎まない

・その時の状態でできることを楽しんでやろうとする(足が痛くても散歩に行きたい)

・いつか訪れる死を受け入れている

・死ぬときは仲間を離れてひっそりその時を迎える

 

つくづく思う。特に犬が老いていくのを見るときに。その達観した、悟りに近いような、生へのポジティブな期待、死をごく自然に受け入れる度量。何も憎まず、八つ当たりもせず、できることを最大限やって、楽しみ続けようとする姿勢。脚が痛くて立てなくなっても、尻尾を振って機嫌よく見上げてくるあの強さ。

 

自分がこれから先、いつか老いるし、病気にもなるかもしれない。本当に犬のようにありたいと思う。我が家の死んでいった犬たちのすべてを本気で尊敬している。無条件の信頼も、些細な日常の楽しみ方も、死との向き合い方も、本当に犬たちに学ぶことが多かった。

 

まだまだ未熟なあたしには遠い目標だけど、欲はなく、けっして怒らず、いつも静かに笑っている。そういう犬にあたしはなりたいと思う。

もはや我ら中小企業の採用現場は苛酷な引き抜き合戦だ

中小企業の採用活動について最近の感想。

うちの会社はいわゆる中小企業の商社である。平均年齢は30半ばで比較的若いメンバーが多い。まぁ有給も普通にとれるし、目の前の数字もヤバくないし、人もいいのであたしはまぁ満足しているのだけど、これまでも、まぁ音楽性の違いとかで人の入れ替わりは絶えずあったんだけど、ここにきて、また少しやめる人が出てきた。

そして一番最近辞める話になった社員がいるのだが、これがいわゆる引き抜きってやつであった。

中堅の営業で、先方の営業が定年退職するあとがまに引っ張られたようだ。先方はうちよりは大きくて、やはり給料が良らしい。まぁ彼の人生や子供を育てることを考えれば妥当な判断だと思う。しかし、残される方は、引き継ぎ・採用と大変だ。

また別の、取引先のメーカーでも、同時に複数人を引き抜かれたと聞いた。製造現場は大混乱・大問題。ただでさえ人材難の中、ましてや夜勤の確保はかなり難しいみたい。

人材不足、ニュースでは聞いていたけど、
まさに目の前で繰り広げられているよ。

まぁそもそも日本人が減っているだろうし特に若い人間は希少価値が高いのだろうけれど。とはいっても大手の会社の人材難が引き抜きという形になってより弱い中小開業を襲っている今の状態。つらい。日本は中小企業で人を食わせているわけだけど、全く苛酷だわ。

そんで、うちも人を採用しないといけないから
転職サイトの人に来てもらって話を聞いたんだけど、
びっくり。

今、若手ではIT人材は11倍!
営業も3倍だそうな。
そいつは人材確保は厳しいだろうよ!

だから、今はサイト上のエントリーシートをみんなあんまり書かないんだって。それでも通るから。だからシートで判断せずに、むしろ企業からがんがん声かけないと人はつかまらないんだって。

ここ2年くらいその傾向が強くなり続けてきてるって。まじかー。時代ってどんどん動いていくんだな。

けど意外だったのは、最近の若者の転職傾向として、あたしてっきり、ホワイト企業とか労働条件の優先順位が上がっているのだと思ってたんだけど、そうじゃなくて、意外と、やりたいことをやって、スキルアップできることが判断材料の1番なんだって。

それはまじなのか。
すごいことじゃないか。
若手、やる気がすごいじゃないか。

まぁ、世の中で散々「なくなる職業」「生き抜くスキルを付けろ」って言われたらそうなるか。ポジティブというより、リアルな生き残り合戦なのかもなぁ。個人の成長は悪いことじゃないけど。漠然とした不安感があることは否めないかも。

そして、転職者は、面接官が自分よりレベルが高いと思わないと入らない、つまり、企業側は自分たちよりレベルの低い人しか採れないのだと。

なるほど、そりゃそうだ。
しかし、採用する側からしたら厳しい話だわー。
自分たちもレベルあげなきゃならんということだ。まさに企業も生き残り合戦。生き残りのための人材獲得合戦の様相を呈しているよ。まじで価値のある、人を育てる力のある企業しか生きていけないわけだわ。

個人的には、人の流動性が上がることはいいと思うし、人は自由に移動できるべきで、会社はそれに耐える組織であるべきだと思うけど、まぁしかし。しかし現場はきついわ!

この危機を自分たちのレベルアップに使えってことだなー
きっつ。
まぁ、これが今の時代だ。がんばろ。

 

このアプリよい。日記的データ管理アプリ「リズムケア」

先日、会社の研修で話し方セミナーみたいなのに参加して、その中で、話したいことが見つからない人は毎日3行でも日記を書くとよい、って言われた。まぁよく言われることだけど。

 

前からやりたいなーと思ってたんだけど、なんかいいアプリが無くて。日記というほどがっつり書いたり写真つけたりするつもりじゃなくて、日々のメモを残すような。evernoteはフリーフォームすぎるしノートごとにばらばらすぎる。もっと文章量も少ないもの。

 

なんかないかなーと探してたら見つけた。

とても良いのでご紹介します。

 

超じぶん管理「リズムケア」

超じぶん管理「リズムケア」

  • Yasuo Shiohata
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

 

これ。とても良い。どんなものかというと、

①カレンダー形式で1日毎に管理できる

②その中で管理したい項目を自由に設定できる

③記録の結果をグラフやリストで分かりやすく表示してくれる

 

そしてなにがよいって、設計がシンプルで自由!

そして結果表示はちゃんと見やすい。

 

これは賢いアプリだわー!こんなのが欲しかった。

実際の画面はこんな感じ。

 

こんなふうに管理したい項目を自分で自由に設定できる。

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どんな管理の仕方をするかも選べるので、日記・血圧・食べたもの・気分でもなんでも思うとおりに管理できる。数字を管理してもよし、5段階評価でも、テキストでも、金額でもなんでも可能!

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ちょっとプライベートだけど、こんな感じの仕上がりになる。

で、右のジグザグ模様をタップするとグラフが見れて、その横の横三本線でリストが見れる。つまり、1日単位ではいろんな項目がひと目で見れて、項目ごとには複数日の経過を見ることができる。

シンプル!そして必要十分!

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こういうの作る人かしこいよなぁ。

ちなみに、使って1週間程度だけど良い効果はもう出始めていて、

①メモが気楽にできるのでメモをするようになった

②1日の感想と勉強になったこと、などカテゴリわけしてメモれるので振り返りやすい

③おかげでなぜかブログ書くモチベーションが上がった

 

ちょっと惜しいのは、iOSandroidでデータ引きつぎや共有ができないこと。あと複数端末からの閲覧もできないかな?あ、わかんないできるのかな・・・。

 

とはいえ、これ本当におすすめ。

日々の記録ツールに困っていたら是非お試しあれ。

 

 

 

今年は稲がうまく育っていない。今年はそれもよし。

昨年からNPOから田んぼを借りてコメ作りをしている。

去年、何事も経験、と思って始めたものが思いのほか手もかからずおいしいお米になって、完全に味をしめたので、今年も継続しているかたちだ。

 

ところが、今年植えてみて、去年とのあまりの違いにびっくり。

 

植えたハナからタニシに食べられて、全然育っていかない。おもしろいのが、そのNPOでは6枚くらいある田んぼを5m×10m(半畝)に区画割してたくさんの人に分けているのだけど、その田んぼ、その区画によって状況の違うこと!

 

この区画による違いよ。
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本当にさまざまな要因があるようだけど、聞いてなるほどと思っただけでも以下の通り。

・冬場水がうまくたまっていると(冬季湛水)草が生えづらい

・一方、ザリガニやタニシが増える

・浅くしすぎると草が増える

・植えるタイミングによって苗の草丈が変わるのでそれにあった水深である必要がある

・植えた直後は弱いので水深を浅くしてタニシが動けないようにするとよい

・一方、タニシは他の草を食べてくれるので共存できれば良い面もある

・ザリガニが畔に穴をあけて水が漏れる(一日に何か所も!)

・上記のことからの影響は植える日が1週間でも違うと影響の出方が違う

・水温によっても成長が変わる

などなど。

 

コイツが犯人

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いやぁ、去年はうまくいたもんだから全く気にしなかったけど、改めていろんな要素がからんでいるのだと再確認。これから稲が一定程度育ってタニシにやられなくなるまでが心配だし、そのあとも台風、日照、気温、水量などなどいろんな要素が全部影響して結果が出るのでしょうな。

 

田んぼ行ってから次の週末まで、稲が気になってしまう。

台風の日に田んぼを見に行ってしまうおじいさんの気持ちが少しわかるよ。

 

とはいえ、ぶっちゃけあたしは経験のための趣味だけど、これが本職だと考えると、ものすごい仕事だよ。自然は複雑系すぎてPDCAとか言ってもどの要因がどれだけ影響しているのか、っていうこと自体がつかみづらいし、分かったところで手が打てないことも多いしこれを本業に長年生きたら腹が据わってしまいそう。

 

そして大昔から生きるために生産をしてきた人の中にアニミズム的なものが発生するのは本当に自然なことだと思う。現代人の私でも、雨乞いや晴れ乞いしたくなるもん。

 

しかし、うまくいかない方が気づくことが多いもんなんだな。去年と全然違う感覚で、でも去年よりも楽しい。引き続き成長が楽しみです。